しっくいまるわかり
大辞典とは
全国47都道府県、会員数約6,000人で
構成される
一般社団法人 日本左官業組合連合会が
運営する「しっくいまるわかり大辞典」。
日本古来のしっくいの良さをみなさんに
知ってもらうため、
安⼼・安全な⾃然素材であるしっくいの
効能から⽇本・世界での活⽤事例、
⽣活への取り⼊れ⽅、全国の左官店・⼯務
店などの相談先情報をご紹介しております。
しっくいをもっと多くの方に
知ってもらうためのきっかけに
講習会
「第2回現代しっくい講習会(パターン仕上げ)」実施報告書 日左連

●日程令和4年5月21日(土) 午前9時30分~午後4時●場所日左連会館 会議室●作業項目第2回現代しっくい講習会~パターン仕上げの共有と大壁・大天井の工法~●担当者名しっくい普及推進WG関連(11名)中屋敷剛、長谷川彰利、河合滋、原田宗亮、小野正明、目崎隆央、伊藤敏夫、門材正和、中村貴宏、松田 誠、門西正和●参加者名日左連アドバイザー(6名)、ブロックインストラクター(26名)●参加メーカー田川産業、日本プラスター、村樫石灰、日本化成●主な内容9:30 開会挨拶 石川隆司会長9:35 材料メーカー紹介田川産業、日本プラスター、村樫石灰、日本化成 計4社8名9:40 講習会一日の流れ説明 河合 滋委員9:45 しっくい普及推進プロジェクト進捗概要 中屋敷剛座長10:00 講師による天井の塗り放し仕上げデモンストレーション11:00 講師による3種類のパターン仕上げ(塗り放し仕上げ、撫で切り仕上げ、引きずり仕上げ)のデモンストレーション12:00~13:00 昼食休憩13:00 ブロックインストラクターによる天井の塗り放し仕上げ14:00 ブロックインストラクターによる壁の塗り放し仕上げ15:30 質疑応答15:55 閉会挨拶 邑智副会長●特筆事項第2回目となる現代しっくい施工講習会は、公共建築工事標準仕様書令和4年版に石膏ボード下地に既調合しっくいを塗る仕様の「既調合しっくい上塗り仕上げ工法」が記載されたのに合わせて、押え仕上げではない「パターン仕上げ」の共有と、複数人で塗ることが必要となる「大壁や大天井の工法」を行うスキルアップ講習会として行った。いつでも現代しっくい仕上げが見学できるように、日左連会館会議室の天井と壁を本講習会で仕上げた。また同時に、現代しっくい材料の協賛を頂いた7社9商品を、それぞれ塗り放し仕上げ及び撫で切り仕上げの見本(450角)を計18種類作成して、様々な種類を比較閲覧できるようにした。現代しっくいパターン仕上げ(塗り放し仕上げ)で使用しやすい鏝(両縁を外反りさせた本焼き剣先鏝)を、本講習会に合わせて鏝屋に製作してもらい、講師及びブロックインストラクターが使用して仕上げた。貴重な意見が集まったことから、これをさらに改良し、これからの全国各地の現代しっくい講習会で紹介・使用・販売できるように進めていく。大きい壁や天井を、複数人でパターンを付けながら塗り放し仕上げを行うが、どのように同じ鏝の動かし方をして同じパターンを出すかが難しいポイントだと知ることができた。また、先に仕上げた箇所のしっくいの水が引く前に、次の人が塗っていかないと「塗り継ぎ」となり、その場所が目立ってクレームの原因となってしまう。適切な人数の配置が大事であるということも確認できた。さらに、講習会後、現代しっくいが乾燥した現在の日左連会館会議室の仕上げた壁を見ると、一部「てかり」が出ている箇所がある。これもお客様によってはクレームの原因になることもあるため、第1回現代しっくい講習会用テキストを参考に、てからない対策をさらに徹底する必要もあるのではないかと感じた。今回の講習会で塗った天井及び壁の歩掛りを計測したため、後日集計して報告していく予定。●作業様子〈中屋敷座長の説明〉〈受講者実演 天井塗り〉〈受講者実践 壁塗り〉〈450各サンプル〉
カテゴリをもっと表示する

天然素材の建材で、世界中いたる所で使われている漆喰。漆喰は何から出来ていて、どんな性能があるのか?
その効果と意匠性の高さから改めて注目を集めている「漆喰」の施工事例を沢山紹介していきます。