失敗しない
ために
強度、価格、メンテナンスなど、
「施工してからじゃ手遅れ」
にならないポイントがこちら。
強度、価格、メンテナンスなど、
「施工してからじゃ手遅れ」
にならないポイントがこちら。
ここまでしっくいについて
たくさんご紹介してまいりました。
5,000年というしっくいの歴史は、
その素材の安全性を証明しており、
科学的にもその機能性が証明され、
また見た目にもクロスでは
表現することの出来ない温もりや柔らかさを
出してくれて、
さらに自然の循環サイクルで作られた
天然素材。
そんな素晴らしい素材しっくいを
念願のマイホームに施工しよう!
そんな皆様が、
せっかく選んだしっくいで失敗しないための
大事なポイントをここでご紹介します。
「しっくいにして良かった!」を
実現するための
お手伝いのコーナーです。
1
しっくいはビニルクロスと違い、硬さがあります。
したがって、壁の下地が動いてしまうとしっくい表面に
ひび割れや剥がれを生じる可能性があります。
したがってしっかりと動かない下地が重要になります。
ここに現在の住宅内装で一番採用されている石膏ボード下地において、
割れや剥がれの起こりづらい施工法を詳しくご紹介します。
工務店さんなどにもご覧いただけると幸いです。
2
出来上がった壁が
「なんかカタログと違うんですけど〜」と、
描いていたイメージと違う。
そんな結果を生まないためには、
施工前に必ず実際のサンプルを
施工業者さんに現物で作ってもらい、
出来れば施工時にも立ち合い、
実際に壁を塗る左官屋さんと
パターンの確認をされるとよいでしょう。
3
しっくいとインターネットで検索すると、たくさんの商品が出てきますね。
しっくいと書いてあるけれど、詳しく見ていくとしっくい風だったり、
天然素材が欲しくてしっくいを探しているのに、
化学合成樹脂が混入されているものがあったり・・・。
材料の選択はとても大切です。
材料の選択で悩んだ時はその道のプロに聞くのが一番です!
4
お家を建てるとき、工務店さん選びは大事ですが、
しっくい壁を塗る時には、左官屋さん選びも大切。
しっくい仕上げは全てが手作業です。
したがって塗る人によって出来栄えも変わってしまいます。
したがって、しっくいを塗ってくれる左官業者さん選びも大切な要素です。
そんな安心して任せられる
施工業者を知りたい!
というお客様のために、
一社)日本左官業組合連合会
(日左連)では、これらの知識、
技術を習得した
「日左連認定 現代しっくい施工講習会」
を受講した施工業者を
ご紹介いたしております。
しっくい壁は一般的に汚れやすいという
イメージを持たれますが、
実際には静電気を帯びることがないため、
埃が付着しない汚れにくい壁材と
言えるのです。
とはいえ、長い年月が経てば、
物をぶつけて傷つくことや、
汚れが付着することもあるでしょう。
また木材の収縮や地震等で
ヒビが入ることもあるかもしれません。
ここでは、しっくいのメンテナンス方法を
ご紹介いたします。
プラスチック定規などの硬く薄いものを使用し、
しっくいを傷んだ箇所に充填します。
1〜2時間して硬くしまったら、
カッターナイフで表面を削るか、定規でなでてください。
ラフに仕上がっている壁面の場合は、絵筆かスポンジで充填し、
仕上げにスポンジで軽くこすって周辺のパターンにあわせます。
幅の広いひび割れは、しっくいをプラスチックの定規などですり込むように充填し、
1〜2時間して硬くしまったら、カッターナイフか定規で上から下へキレイに掻き取ります。
幅の狭いひび割れは、歯ブラシにしっくいを付けて割れた部分にすり込みます。
小さな割れの周辺を予め良く水で湿らせておくと、より効果的に割れが埋まっていきます。
余分なしっくいはキレイに掻き取りましょう。
翌日には固まっていますので、上から#400番程度のサンドペーパーで軽く磨いておけば、
割れは目立たなくなります。
ラフに仕上がっている壁面の場合は、スポンジで軽く擦ってください。
しっくいは強アルカリ性のため、
カビの生えにくい壁材ですが、年月が経つと中性化し、
湿気や風通しの悪い条件が重なるとカビが生える場合があります。
カビは生き物ですので生えてしまったら殺菌する必要があります。
風通しを良くして壁面を乾燥させ、
エタノールで消毒しましょう。
よく比較されるこの建材ですが、全くの別物です。ここまでご紹介して来たようにしっくいは石灰が主原料で、石灰が固まることで壁を形成します。珪藻土とは藻類の一種である珪藻の殻の化石からなる岩石が珪藻土です。共に天然素材で海底で作られるところが似ているので比較されることが多いのかもしれませんが、一番の大きな違いは珪藻土自体には接着能力がないため、珪藻土だけで壁にはならないので、石灰、土、化学合成樹脂などの固化材の中に珪藻土が配合されて壁になっています。
しっくいと書かれてあっても、実際には石灰の量が少なく化学合成樹脂で固められていたり、中には石灰が使用されていないものもあるようです。しっくいの商品を選ぶことはとても大切です。メーカーのホームページ等で、商品に使われている原材料を確認することも大事です。
日本のしっくいのコーナーでもご紹介したように昔はしっくいが火災予防のためにお城の外壁などに使われていました。現代でももちろんしっくいを外壁に使用することは可能です。ただし、外壁に使う時は直接雨が当たらないように、軒をつけたり、長持ちするように撥水材を施すなどの方法もあります。また、海外のしっくいでご紹介した水硬性石灰で仕上げるのも良いです。
基本のしっくいは消石灰の白色ですが、海外のしっくい商品にはカラーバリエーションが豊富なものが多いです。最近では日本のしっくいメーカーからもカラーしっくいが販売されています。また、仕上げた後に、カラーワックス(蜜蝋)を塗り込んで、うっすらと色をつける商品も人気があります。
壁前処理を適切に行えば施工できます。リフォームにおいては、既存の壁紙を剥がす場合と剥がさない場合があります。これは壁紙の素材が布、紙、ビニルによって違いますし、傷み具合によっても違います。さらに壁紙を貼ってある下地がしっかりしているかも重要な要素となります。これらを判断できる施工業者さんに相談するのが良いです。
しっくいは基本的には簡単に剥がれたりひび割れしません。もちろん壁に強い衝撃を与えたり、地震などによって壁が動いてしまうことがあればひび割れたり、剥がれたりすることもあります。また、しっくいの主原料は石灰なので、何年経っても素材が劣化することはありません。大事なことはしっかりとした下地、正しい技術と材料で施工することです。
もちろん可能です!お城のように平らにきれいに仕上げられたしっくい壁も美しいですが、ヨーロッパなどで見られるテクスチャを表現するのもとても良いです。壁の凹凸に間接照明を当てることで、高級レストランにいるようなお部屋にすることも可能です。また、新築の時にお子様の手形を記念に付けられる方もいらっしゃいます。一生一度の思い出づくりも可能です。
材料メーカーによっても違いがありますが、主に内装で用いられるしっくい製品の多くは2ミリ程度です。あまり厚く塗りすぎると収縮ひび割れの原因となりますし、薄いとしっくいの機能が落ちるにつながります。しっくいの機能を十分に発揮するためには厚みも大事な要素です。
信頼のおける設計士さんや工務店さんとのお付き合いがあれば、そちらにお問い合わせも良いと思いますが、しっくい壁にするときに一番大事なのは、しっくい壁を実際に作る施工業者です。どうせならしっくいについて詳しくて、施工し慣れている施工業者さんに塗ってもらいたいですよね?みなさんのお住まいの近くのしっくいに詳しい施工業者さんを見つけて直接ご相談も良いでしょうし、設計士や工務店さんと一緒に相談してみるのも良いでしょう。
しっくいがいっぱいのコーナーでご紹介したように、「しっくい」と一言でいっても仕上げ方も材料もたくさんあり、一言で「1平方メートルあたりいくら」とは言ないのです。新築とリフォームでも施工単価が変わります。特にリフォームの場合は既存壁紙の傷み具合によって下地処理などが増えるため、既存壁紙の状況を見なければお値段もはっきり出ません。
また、たとえば新築住宅において、同じ材料・仕上げであったとしても、1部屋だけの場合もあれば、家1軒丸ごとしっくいで塗る場合もあり、塗る面積によっても1平方メートルあたりのお値段も変わって来ます。一つ言えることは、少ない面積よりは大きな面積を塗るほうが、お得感が増します。
最後に、お値段を少しでもお安くするためのアイデアをひとつ。それは施工場所からできるだけ近くの施工業者を探すということです。遠方になるともちろん交通経費というものが多くかかってしまうからです。
材料選択のアドバイスから下地の確認、正しい施工まで(一社)日本左官業組合連合会認定の「現代しっくい施工講習会」を受講した全国各地のプロの施工業者がしっかり丁寧に手がけますので安心してお任せください!
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